2025.1. リニュアルオープンしました 皆さんお元気ですか musick ペガサス(ポール・モーリア)19 |
2006.開設した勇哲.洋子のポートフォリオ 1 2010.1.勇哲.洋子のポートフォリオ.2は、38リンク3500pリニュアルしました そして2017.7.より勇哲.洋子のポートフォリオ.3へ続き 新.2025.勇哲.洋子のポートフォリオ.4へ |
モグラ君と古家のお話し |
暑い日が続いておりますこの頃ですが、お盆のお休みに、
この稿を製作しました。と、言っても、
本文は暑中見舞いのお手紙にして親戚の皆さまはじめ
たくさんの方々へ配布しております。
お暇の方はもう一度読んで下さい。
又、モグラ駆除の方法を教えて下さい。
よろしくお願いします。
皆さまお元気でしょうか、お伺い申し上げます。
さて、毎日がアッという間に過ぎでゆくこの頃ですが、季節の移り変わりは早いもので、もうお盆を迎えようとしています。ちょっと前に田植をすませたと思えば梅雨がありカエルの大合唱。そして稲が青々育っているのを毎日見ながら家庭菜園をしている私達夫婦。もちろん私はまだ会社勤めをしておりますけど、夫婦でそのような楽しみを分けあっています。
先日、母、よしえの命日は七回忌ということで、7月11日(日)に母の弟、牛島 寛さん(熊本市)、小林 昭さん(北九州市小倉)をお迎えし、三兄弟で準備。そして母が大好きだった行橋市今川の正山寺、生土昌行ご院家さんの若々しいお経を90分ほど酔いしれて、無事、法要をおえました。お昼過ぎからの法要でしたけど、夕食までご院家さんとご一緒に、たくさんのお話を聞き、楽しんだ一日でした。
ご案内しなかったご親戚の皆さまには大変失礼しましたけど、このお手紙を拝読いただいて上瀧家とのお付き合いを今後ともよろしくお願いいたします。
お話は変わりまして、みなさん「モグラ」をご存知でしょうか?
動物園でも見たことない私なんですが、現実にはまだ一度も実物を見たことありません。もしかしてテレビで見たことがある? かも知れませんけど、どんな動物か、だいたい想像がつきそうです。その「モグラ」なんですが、私家に三家族ぐらい居着いているのです。
詳しく説明しますと、今、住んでいる中古家を購入して10年ほどたちますけど、建物は1u4角のコンクリを繋ぎ合わせた鉄筋のクボタハウスで築30年ぐらいでしょうか。その床下は昔風の土なんです。
「モグラ」との関わりは150坪の我が家と隔てるブロックへいの隣の一辺は田ンボ(稲地)25m。もう一辺は果樹園25m、もう一辺は県道28mの三角地なんですが、その果樹園に「モグラ」が居て、ブロック塀下から我が家へ侵入し、樹木の根に定住してしまった、ところに私達が引越し。そのときから「モグラ」との戦いが始まったのです。
少しお話しを整理しますと、我が家の宅地は昔、宮崎さんという大地主さんの稲地の減反で、カキの木を植えて、たくさん出荷していたそうです。しかし遺産相続で娘さんの婿さんにあたる福地さんが、この地等を相続、そしてこの地に家を建てたのです。
福地さんは建築技師であり会社役員で、この家はご自分で設計施工されたと聞いています。しかし、築後10年ほどして福岡市に転勤となり、6年ほど空家状態になります。
その後、佐藤さんに転売されます。そして私は仲介人の鰍キえまつ興産からこの家を買うことになります。
そこからのスタートなんですけど、実はこの家を買う前、北九州市小倉に住んでいました。そのとき新聞で「150坪、鉄筋、格安物件」という記事を読んで洋子ちゃんとこの家を見に行ったのです。
そのとき、佐藤のおじいちゃんとおばあちゃんがこの家に住んでいまして、家内を案内されました。私はいくら
この家を売るといっても、他人様の家を見るのは辛いので、あまり見なかったのですが、洋子ちゃんはしっかり見て大変気に入ったようです。けど、私は反対でした。なんせ家の中が鳥小屋なんです。又、県道側の10畳部屋は昔、福地の奥様が美容院をされていたそうですが、その部屋は鳥小屋になっていたのです。
佐藤のおじいちゃんは「めじろ」をたくさん飼うのが趣味ですから家中「めじろ」のフンがたくさんあって汚い、しかも、あっちこっち雨漏りもあって、正直こんな家はほしくなかったのです。
しかし洋子ちゃんが大変気に入ります。
考えてみれば150坪、鉄筋、作りがいい、こんな家が1千万円以下で買えることは賛成しましたけど、どうでも良かったのです。 でも、世話をしてくれる鰍キえまつ興産、若専務が、買う希望者がすでに2〜3人いますけど、まだ契約されていませんから早いもの勝ち、と、いうものですから
洋子ちゃんが慌てて手付金を準備してくれて、次の日、朝一番で契約しました。
しかし、ここまでは良かったのですが、我が家にはお金がありません。なぜなら今住んでいる家は新築して4年しか住んでいませんし、家を建てるとき有り金全部はたいているし、しかも住宅ローンがありますから、この新しい家を売らないことには行橋の家を買うことができません。
それで哲ちゃんに泣きついて半分用立ててくれました。そして洋子ちゃんのお母さんにもお願いして、なんとか契約できました。これが平成12年4月のことです。
引越しは6月ですが、このときは釣りクラブの川原副会長が城戸運輸に勤めていましたので、会社から格安で大型クレーン車を借りていただき、しかも運転手付き。そして釣り仲間や親戚の箱バン9台に軽トラックまで加勢してもらい一気に引越しを済ませました。で、みんなが言います
「広いけどボロ家、しかし作りはイイ!! 」と。
30人余りの加勢人のおかげで賑やかに引越しが終えて、改めて家を見るとき、新しい家を早く売って、そのお金でどんなふうにリフォームしようか? 等々。
10ヶ月後、新しい家がまずまずの価格で売れますけど、銀行ローンの解約、弟と母にそれぞれ返済して残りわずか。それを頭金にしてリフォーム計画。水廻りから水道、ガス、電気、全てやり変えないとダメになった家。でも弟がTOTO機器に勤めていたおかげで、水廻りのシステムキッチンからユニットバス、トイレは、まだ水洗がない田舎なので、せめてウォッシュレット等、そして玄関から2階ベランダまでの工事は新築できるほどの費用がかかりました。
3ヶ月ほど、すったもんだで大変でしたけど見違えるように奇麗になります。
そして「モグラ戦」なんですけど、中庭と裏庭にある二ヶ所の畑をまっ平にして芝生広場にします。塀に添ったサンゴ樹等の木々は、佐藤のおじいちゃんが庭で火を燃やすので枯れていて、全て引き抜き、それでアカメ木等、塀木を70本ほど購入して自己流で整えます。
中庭はガーデニング仕様の芝生広場とするので、平にするとき「モグラ穴」があっちこっちあって「モグラ退治」も考えています。
いろんな人の話を聞いて、挿し木にペットボトルを入れてカラカラ鳴らすことでモグラが逃げるそうなので、壁ギワ一面に50コほど仕掛けておきますけど、それでもアッチコッチに新しい通路を作ってゆく「モグラくん」その通路に再びペットボトルを仕掛けます。
その間に虫駆除のスミチオン剤の散布を年5〜6回、除草剤も同様に散布して色々自己流で美化、景観に気遣いながら庭の手入れをします。けど「モグラくん」はますますもって領域を広げてゆきます。
その内、縁の下まで入るようになりまして、家の中に住み着き、夜になると活動をはじめ、あっちこっちモグラの通り道を作ってゆきますので、ペットボトル効果は中々発揮できません。芝刈りしているとデコボコが分かって格好わるいし、ミミズやヘビ、そしてイタチまで遊んでくれる家に恐ろしくなり、ミニチアダックスフンド犬(オス)、その後、ボクサー犬(メス)の二匹を庭で飼います。
2年後、その子犬が13匹産まれますが、その子犬をあっちこっち里親に出してやります。そんなことをしながら、まだ居着く「モグラくん」。潟iフコで筒の仕掛けを購入してみますけど一匹も入らず、ますます家族を増やし、区域を広げてくれます。
その「モグラくん」をなんとか退治したいのですけど、稲刈りが終ると再びこの田に住み着いたり、隣の果樹園には、かなりの家族が住んでいて、毎日我が家と交流しているような雰囲気で少々困っています。
なにかモグラ退治ができる情報を教えてもらえないでしょうかね。
住んでいるそばに築城航空自衛隊があります。ときどき大きな音を出して遊んでいるようですけど、その自衛隊があるおかげで国からの防音工事ができるようになりました。
これを機会に更にリフォームをします。シロアリ駆除も考えて床下を引っ剥ぐと「モグラくん」の穴があっちこっちデコボコあって、こりゃ大変と大工さんが言います。
しかし「モグラ退治」までしてくれませんから、殺虫剤を大量に散布しました。
2ヶ月ほど防音サッシから壁等を引っ剥いで工事をしてもらいましたけど、しなくて良いところまでしてもらってピカピカになった我が家。
工事費は600万ごろでしょうか。いずれの工事もTOTO機器の関連会社、株神崎工務店さんにしてもらって大変良かったと感謝しています。しかし、家は奇麗になっても外廻りの庭はデコボコ。頭にくるのですけど、こればかりは打つ手がありません。
「なにか良いアイディアはありませんかねェー」
しかとも知れない稿を書いて皆さまに読んでもらっています、すいません。
お魚釣りファンの私達夫婦は、けっこうお魚さんには恵まれています。
お魚さんをたくさん食べる分けではありませんけど、大切に調理して、たくさんの人々におすそ分けしたり、お食事会に招待したりしています。
又、近くの鮮ド市場で格安な青魚を買っては美味しく頂いています。それらの残り骨、アラ、臓物、そして食事等で廃棄する残飯や土に返る野菜類等は全て庭先に穴を深く掘って埋めています。そのおかげで、その残飯を狙って、猫やイタチ、カラス、そして「モグラくん」までも、周辺のウジ虫、ミミズを食べています。ついでに燃えるものは専用のゴミ焼きで燃やして、我が家からでるゴミはアキ缶、アキ瓶だけです。
田舎暮らしが今、ブームとなっておりますけど、人間は土に触れることで自然に生きる実感を覚えます。
まだ身体がそのような元気があるなら、そんな暮らしも楽しいかも知れません。
年老いて元気がなくなるまで、なんとか今の生活パターンを乱さないで続けてゆくとき、今の元気をベースにして、しっかり整えておきたいものです。その上でたくさんの人々と交遊し、コミュニケーションしながら、元気をもらうことまで意識したいものです。
行橋市の古家に住み着き早10年になりますけど、今思うに引越して良かった。洋子ちゃんの言うことを聞いて良かった!! と今、彼女を大変尊敬しています。
そして応援してくれるたくさんの親戚の皆さん、お友達、釣り仲間の皆さんに感謝して、まだまだ元気があるョ、と自己に言い聞かせて、これまで通りのお付き合いをよろしくお願いします。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
上瀧勇哲